今日のヨウ素-131!?

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県の放射線量測定は前述のように、発表されているのがすべてだとしたら3ヶ所である。対して水道水のモニタリングは、茅ヶ崎だけのようだ。そして水道水のモニタリングは現在、茅ヶ崎にある県衛生研究所の蛇口から毎日1回朝9時に採取し、放射能濃度について検査して、その結果は翌日午後1時以降に発表されることになっている。

さて、あなたがさっきのエントリー県のwebサイトをご覧になったとしたら、ちょっとした違和感を覚えたんではないだろうか。ふたつのデータの見せ方が、全然違う。環境放射能水準はグラフなのに、水道水のモニタリングデータは表組みなんである。担当者が違ったとか、時間がなくて片方はコピペしただけとか、もしかしたら県のwebでのグラフと雹の使い分けは、たまたまそうなっただけっちゅー可能性も低くはないが、ヨーソの表記が1を越えてから、小数点2桁以下が切られたのも含めて、もしもそこに何らかの意図が働いていたとしたら......。

そこで、表組みで書かれたデータを棒グラフにしてみたのがコレである(セシウムは不検出なので略)。わたしは決して人の不安を煽るなんてつもりはないけれど、同じデータは、見せ方によってこうも印象が違うということは、知っておく必要があると思う。決して政府陰謀説に荷担するものではないが、残念ながらこの政府や東電その他の発表は、しゃべってることの裏側にあるかもしれない、ホントのことを探り取る必要があるのかもしれないなあ。


採取日時 放射能濃度(Bq/kg)
ヨウ素-131 セシウム-137
3月27日 9.2 不検出
3月26日 7.4 不検出
3月25日 4.9 不検出
3月24日 1.0 不検出
3月23日 0.75 不検出
3月22日 0.93 不検出
3月21日 0.58 不検出
3月20日 0.46 不検出
3月19日 0.43 不検出
3月18日 不検出 不検出

追記(15:30)

やっぱり、まるで不安を煽ってるように思われそうな気がしてきたので補足。このエントリーのグラフは、こうして見るとあっちゅーまに10を越え、天井知らずで数値が上昇しそうに見えるでしょ、という視点で掲載したんである。増えるぞー、増えるぞー、どんどん増えるぞー、とか言いたいわけではない。

なお、3月28日15時08分の猪瀬直樹氏のTweetによれば
「水道。3月28日月曜。金町、朝霞、小作浄水場でいずれも放射性ヨウ素は不検出。」
とのこと。
ドイツの雑誌やフランスIRSNの放射性物質の拡散シミュレーションによれば、13~20日くらいは関東へ流れにくい状況となっているので、東京に続いて茅ヶ崎でも、一気に減少する可能性がある。