リアルである。リアルだから、プラネタリウムよりしょぼくて汚いってのは実に忸怩たる気分になるけど、しかしそれがリアル(現実)なのだ。それにしても許し難いのが、あのビーチの際に建つうんちゃらヒルズである。実はその向かいにも空を照らすホテルもあって、こっちは昔々からそこにあるし、まあ連れ込み宿に倫理を求めてもどうよ、っちゅーのもあるわけだが、このご時勢に新しく建てた商業ビルが、これだけ無駄な電気使ってこんな深夜に夜空を照らし出すってのは、いったいどんな了見なんだ。この12mmという、ペルセウスからカニまで入るような大画角の右半分、このビルの上向いた照明でこの有様である。
まあ、それはともかく三脚でカメラを固定して1分露光を取り続けて、あとから写真をざっと眺めて飛んでるのをピックアップしたのを追記に掲載した。とりあえず7個。ふたご座流星群としてはかなりしょぼい。もっともワシの場合、出来事は雲の上で起こり、木星見たら大赤班はあさってを向き、流星はカメラの画角の外を飛ぶのだが。
おうし座のペルセウス寄りからおひつじへぶっ飛んでった、今夜最大級がひとつ目。
オリオンの左手からおうしへかけて流れていったのがふたつ目。
うさぎから南へ落ちていったのが三つ目。
ウミヘビの鎌首の下あたりを落ちていったのが四つ目。
プレセペの近くを飛んだのが五つ目。輻射点にもかなり近い。
しし座をどーんと縦断して画面からもはみ出した今夜最大級が六つ目。
そして今夜最後(ワシ的には)の七つ目は、ほ座をカキっと短く明るく飛んだのだ。
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