今日朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は、42〜43で推移していたようだ。飯舘村蕨平地区の住民が、飯舘の他エリアと同等の補償を求めて政府の原子力損害賠償紛争解決センターへ仲介を申し立てたそうな。飯舘の大部分は居住制限区域、そして蕨平地区が帰還困難区域で、ナニがどう違うかというと、年間積算放射線量が20mSvを超えるおそれがあって避難継続させるのが居住制限、5年を経過してもなお、年間積算放射線量が20mSvを下回らないおそれのある、現時点で年間積算放射線量が50 mSvを超える区域が帰宅困難、なんである。飯舘にはそのほか、年間積算放射線量が20mSv以下となることが確実であることが確認された、とする避難指示解除準備区域なんてのもあるけど、なんにしてもいま、そこに住めないんである。賠償に差があるちゅーのは、どういうことなんだろうなあ。今回の申し立てに、財物賠償やトラクターなど農機具の賠償が入ってるから、5年以上戻れないと思われる帰宅困難区域の人は、そのへんが賠償してもらえてるのかも。で、20ミリ越えてるから居住制限されてるけど、もしかしたら5年以内に帰れるかもしれない人は、そのへんの補償がないのかもしれない。あー、このへんに線ひいて、エリアに名前付けたヤツ、アタマいいのか悪いのかわからん。しかしなんにしろ、20ミリなんて線量のエリア、この数年でどうなるかなんて線を引くより、エリア全部ダメ、ということにした方が話が早く、かつ経済的で、人間としても前向きになれたりするんじゃないのかなあ。いや、これはもちろん何度も書いているように、故郷というものへの思いを横に置いての話ではあるんだけれども。
今日のサザンビーチ と今日の放射線量
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