今日のサザンビーチ と今日の唯我独尊

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今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は41〜54で推移していたようだ。ピークは昨日朝の9時。フクイチは独自の港を持っているわけだが、そこでの海水の放射性セシウムの濃度がほとんど下がらなくなっている。核汚染された冷却水の流出は、事件から3ヶ月後の2011年6月で止まったと東電は言ってるわけなので、それがホントならどんどん放射性物質が拡散するとともに濃度は下がり、やがて普通の海に戻る理屈なんだけれども、実際にはそうはならず、いまも1リットルあたり100Bq前後の濃度があるという。そこで東京海洋大学の研究グループが試算したら、1日当たり80億から930億Bq、2011年6月からの1年間に排出限度の73倍に当たる16兆1000億Bqもの放射性セシウムが専用港に流れ出た可能性があるという。東電は「さまざまな調査の結果から、発電所の敷地から放射性物質が海に流出しているとは考えていない。ただ、専用港の海水で放射性セシウムの濃度が下がらない原因は分かっていないので調査を続けたい」と答えているが、これがあらゆる局面で露見する、東電の唯我独尊パターン。彼らのアタマの構造は逆向きなのだ。ふつうなら、海の放射線量が下がらないんだから、海に放射性物質が流れ込んでいる、と考えるんだけど、彼らはまず先に、自分たちは正しい、という前提から、ものを考えるんだなあ。だからこそあんな事件を引き起こすし、その処理も、ああいう殿様対応しかできないのだ。