今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間はずっと40で推移していたようだ。
津波や活断層だけが原発の危機ではない。それをどうもここ最近のなんだかんだを見ていると、防潮堤を整備して活断層さえ確認できなければ再稼働オッケー、みたいな雰囲気を醸成しようとしているような気がするんだよなあ。さらに、仮に活断層でアウトになる原発が増えたら増えたで、みんな困るんである。これまで見ないふりをし続けてきた廃炉費用が、いきなり現実の費用として発生しちゃうのだ。すでに5月17日に、電事連会長=関電社長が敦賀2号基下の断層が活断層だと認定されそうになったとき、「(国の)政策変更で廃炉になる場合、国と廃炉などの費用の取り扱いを協議する必要がある」などと、まるで廃炉は政府の仕事みたいなことを言い出した。しかし活断層の上にそんなモン作ってはいけないなんて話は、政策変更ではない。2号基から200mしか離れていない浦底断層は、いまでこそ日本原電も活断層だと認めたけれど、2008年3月まではそうではないと言い張っていた。3,4号炉増設の審査時に、原電の調査結果に疑問が持たれて再調査を命じられ、しぶしぶ活断層だと認めたんである。ま、原電なんてそういう会社だし、まあ断層の判定なんてそんなもんなのかもしれないが、なんにしろ、政府の政策が変わったわけではない。変わったとしたら、なにがなんでも原発を動かすもんね、という陣営の一角を担い、一枚岩だったはずの政府の一部が、ホントにヤバイものは止めようか、という動きになってきたことだろう。まあ、ワシ、実はそれさえまだ本気で信じていないわけだけど。
今日のサザンビーチ と今日の放射線量
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