今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は、ずっと40で推移していたようだ。東芝だの日立だのは原発ビジネスの場を海外へ広げようとしているわけだけど、原発は果たしてビジネスになるのかな。何度も書いているけど、シェールガスなんかの台頭で環境が厳しくなってきてたところに蒸気発生器の大規模なトラブルが発生し、廃炉に追い込まれたサンオノフレ原発。サザン・カリフォルニア・エジソン社(SCE)は当然、そのトラブルを引き起こした三菱への損害賠償を示唆し、三菱は契約上の賠償上限額1億3700万ドルを主張してたわけだけど、このたびSCEは三菱に対し、なんと40億ドル、3900億円の賠償を求め、国際仲裁裁判所に提訴した。記事によれば、三菱重工業の年間利益の4倍を超える額だそうな。もちろん三菱は契約上の上限を楯に戦うのだろうけど、その上限でも13357500000円だ。えっと、ゼロ、いくつあるんだ。133億5750万円か。すでに解体が始まっている東海原発出力16.6万kwの場合、解体に約350億円、廃棄物の処分に約580億円、合わせて何と約930億円が見積もられているそうな。なので110万kW級が2基廃炉になるサンオノフレでは、ほんとにそのくらいかかるんだろう。で、アメリカ企業が環境の変化についていけなかったことや、自分たちの判断ミスだとかによる損失の何もかもを三菱から取っちゃえと思っているのはもちろん大問題だけど、可能性としてはこの賠償が認められて三菱が傾くような可能性だってあるわけで、つまり何度も書いているように、原発はホントにビジネスになるのか、ってことである。これも前に書いたように、インドでは原発メーカーや建設業者までが、過酷事故の賠償を負わされるとあって、受注が成立していない。なーんだ、みんなホントはわかってるんぢゃないか。
今日のサザンビーチ と今日の放射線量
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