茅ヶ崎日記

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38～39で推移していたようだ。

「原子力　明るい未来の　エネルギー」

双葉町の目抜き通りに、誇らしげに掲げられた標語。原発事件以来、アイロニーの好餌としてメディアなどにもさんざん取り上げられているアレである。あまりに恥ずかしいからか、双葉町は老朽化を理由に撤去することにし、撤去費用410万円を新年度の予算に計上した。その標語を考えた、当時の小学校6年生は「撤去には反対。原発を推進してきた町の歴史や、事故の記憶を消すことになる。修繕して、原発を考えるきっかけとして残してほしい」と語っているそうな。標語を作った子どもにもちろん責任はなにもないが、本人の気持ちは複雑だろうなあ。双葉にはもうひとつ、デカイ標語の看板があって、そっちには「原子力　正しい理解で　豊かなくらし」と書いてある。理解を誤ったばかりに、目先のカネで一瞬の豊かさは得られたんだろうが、最終的に暮らす場所を失った、という話である。まるで古い寓話だ。