今日のサザンビーチ と今日の放射線量

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今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。ベントといえば、もう一時は老若男女、日本人なら誰でも話題にしたよね。ベンチレーターのベント、つまり排気である。そしてもちろんいま言うのは、1Fの格納容器の内圧がどんどん上がったとき、ドッカーン、と大爆発をさせないためにベントしようとしたけど難航に難航を重ね、菅元首相が大騒ぎしたっちゅーアレである。
蒸気機関車のボイラーから圧力鍋まで、釜そのものがドカンといったらえらいことだから、ああいう圧力かけるものには安全弁がもれなく装備されている。原発の場合、安全弁が開いて出てくるものは放射性物質で汚染されているから、ピーピー鳴くヤカンのように簡単に蒸気吹きだされても困るわけだけど、それでも釜そのものがぶっ飛ぶよりずっとマシである。というわけで排気筒への配管に閉止板が設けてあったけど、それが、釜が飛びそうな圧力がかかっても機能しなかった。そしてベントもできず、その結果、ドッカーン、と行くかと思いきや、サプレッションプールあたりのどこかの弱かった部分がプシューッと安全弁の役目を果たすかのように破損。格納容器から直接、高濃度の放射性物質が撒き散らされたのだった。
で、原発を再稼働させようというのであれば、何重にも何重にも安全対策が施されていて、事故などあり得ない、つってた原発の安全対策を、徹底的に洗って、それを対策してから再稼働すべきだろう。現に福島では3基の原子炉が、それぞれビミョーに違う形でメルトダウンした。既存の安全装置の検証や、新しくあるべき安全装置の開発などに、最高のサンプルがそこにあるのだ。現に事件から4年してようやく、こういう根本的な装備の不具合が見つかったりしてるわけである。
それを一切放置して、国会も、民間も、そして東電の事故検証も放置して、津波と活断層さえ問題なければ再稼働、といういまの流れはどうよ。再稼働派はすぐに、リスクゼロなど非科学的だとか言うわけだが、そんな原発の存在そのものがリスクだから廃止、なんてヒステリックなこと、みんな言ってないんじゃないのあなあ。