で、そのヨワヨワ経緯台がコレである。”信頼の日本製”ってのががウリだけど、きっと国産なのは筒か、へたすりゃレンズ回りだけで、架台なんかもちろん大陸製だろう。しかしこの架台、構造が面白い。三脚部の台座は、北側にツノの生えてるビクセンGPほぼ互換のヘッド。その上に、カメラ三脚と同じ1/4インチネジが出ているア部品が乗っかって、さらにその上にNEW KDSマウントが乗っている。すでに製造している他製品用の部品を適当に組み合わせて作った商品だから、結果的にGP互換の三脚、GP三脚用のカメラマウントアダプター、そしてふつうのカメラ三脚にも載せられる微動付き経緯台が一撃で手に入るわけなのだった。まあ、もちろん強度や仕上げはそれなりだけど、2〜3kg程度の短めの筒ならかなり快適。そして10cmの長い筒を載っけても、クランプ締め上げればなんとか実用にも耐える(?)のだった。しかし、ラクチンなのかといえば、うーん、難しいところだな。そもそも経緯台って、持ち出すのはラクだけど導入から追尾は面倒だしなー。今夜のように3分で月を撮るだけ、なんて日ぢゃないのなら、赤道儀出した方がトータルでラクな気がするのだが。