今日のサザンビーチ と今日の放射線!?


朝、雨が上がり、そして午後からはいい天気になってきたサザンビーチ。本日13時付けの、茅ヶ崎の放射線量は55nGy/h。というと昨日と変わらないように思うわけだが、実は昨夜から増加に転じ、未明5時には63nGy/hまで数値が上昇。それから減少して55にまで戻ったんである。あっちでなんかあったとかいうより、きっと雨のせいなんだろうなあ。明日発表される水道水の数値は、もしかしたら50Bq/kgを超えて「検出」になるかもしれない。
そういや日赤の、第1次分の義捐金配分割合が4月8日に決定してたんだそうな。しかしこれを見てて、ちょっと「うーん」とうなってしまった。
・住宅全壊・全焼・流失、死亡、行方不明者は35万円
・住宅半焼、半壊は18万円
・原発避難指示・屋内退避指示圏域の世帯は35万円
というのを基準に、対象世帯・対象者数を乗じた額を各被災都道県に配分するということらしいが、おーい、原発に関する避難は天災ではなくて人災であり、ちゃんと東電という一義的な加害者が存在している。当該エリアは地震と津波でも被災しており、それはもちろん日赤に寄せられた義捐金が配分されるべきだけど、東電が引き起こした人災に対する補償は、東電が行うべきなんである。原賠法でも原子力事業者には過失・無過失にかかわらない無限の賠償責任を課してるぢゃないか。そして現に4月5日には、海江田経産相が東電に対して、原発避難指示・屋内退避指示圏域の世帯の生活を支援するための一時金を仮払いするよう東京電力に指示したという。
誤解を恐れず言っちゃうと、東電が一時金払って、最終的には手厚く補償してくれる(はずの)人たちに回すカネがあるなら、もっともっとそれ以外の、まともな補償が得られそうもない人々のところへ、もっと手篤く義捐金を回すほうがいいんじゃないのか、という気がしちゃうんだよなあ。もちろん原発の被害にあってる人々への援助も火急の案件だし、東電の一時金は東電による最終的な補償額の中に組み入れられるわけだけど、なんだか釈然としない思いが残るのはわたしだけかなあ。ちょっと難しい問題ではあるが、少なくとも東電がすべき補償を肩代わりしようと思って、日赤経由で義捐した人なんか、きっとひとりもいないと思うんだよね。

Author: shun

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