今日13時の線量は62nGy/h。未明5時には66まで上がっていた。もちろん雨のせいだろう。そしてとうとう出荷が始まったばかりの、神奈川の足柄茶から暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されてしまった。これはえらいことである。
南足柄なんてフクシマから直線距離にして300kmくらいはあるはずなんだけどなー。思いのほか、拡散範囲が広いんだな。そしてセシウムは半減期がヨウ素とケタ違いだから蓄積するんだなあ。ということである。で、福島第1原発を中心に半径300kmの円を描いてみると、いかにえらいことになってるかがわかる。福島はもちろん、宮城、山形、茨城、群馬、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨はほぼ全滅だ。岩手、秋田、新潟、長野も大きな面積が円内に入る。実際の放射性物質の拡散は、そんな同心円のように拡散するわきゃないので、この範囲のなかでもほとんど汚染されなかったり、逆に円の外でも強く汚染されたりってのがあるわけだけど、SPEEDや各国各機関のシミュレーションを見る限りは比較的低汚染だと思ってた神奈川西部がこの有様では、東北は言うに及ばず関東から上越、かなりヤバいんじゃないのか。しかもいま作ってる農産物や畜産物はもちろん、土壌と水源が汚染されてるんだから、これは当分の間、ヤバイんである。セシウムだけだとしても、いますぐ放射性物質の流出が止まったとしても、半減するのに30年かかる程度にヤバイのだ。
なんで神奈川県が足柄のお茶を調べたのかは知らないが、もっと重量級の放射性物質も含め、もっともっと広範囲に調べないとダメなんだということが、これでハッキリした。もし政府がそれをしないのなら、それはきっと、東電の賠償額を低く抑えるためだと思われてもしょうがないぞ。
意外なところから出ちゃいましたね・・
風向きを考えても首都圏南西部は助かったと思っていたんですが。
いわゆるホットスポットなんでしょうね。
足柄上空にあの雲が来たタイミングで雨が降ったのか。
それとも富士山があるせいで手前で落ちてきたのか。
3月12日から累積してたんでしょうが要は足し算で考えなければいけないこと、という事ですよね。
今日はこのくらいだから大丈夫、昨日はちょっと多かったけど。
ではなくて毎日の分を足していかなければならない。
しかし予測のつきやすい空中飛散でもこう言うことが起きるのですから海は尚更・・
しつこいですが海水の定期測定やって欲しいです。
茅ヶ崎市はやる気ないようです。
どうせ「そんな事やってもし高い値が出てこれからのシーズン誰も茅ヶ崎に来なくなったらどうするんだ」みたいな意見があるんでしょうねー
べーさん:
拡散はホント、難しいですね。ハッキリしたのは、茅ヶ崎も安心できないということです。ていうか、そんなのこんなことでハッキリする前から、ハッキリしてたんだけど。
海水の線量測るのはたぶん県の仕事なんで、市はやる気ないかも(笑)。
朗報
「【海水の放射能濃度測定】今年に開設を予定している海水浴場の海水の安全性を確認するため、神奈川県が8月末まで放射能濃度を測定します。サザンビーチちがさきの測定は1週間毎に行われるので、結果が出たらHP,Twitter等でお知らせしていきます」
5/10の調査で海水2000mlあたりヨウ素-131 セシウム-137・134が不検出だったそうです。
べーさん:
なるほど、ついに測ることになりましたか。確かにひとつの朗報ではありますね。