さっきも書いたけど、もう夏だ。まだ5月だろうと、もっぺん寒くなろうと、これから梅雨が来ようと、とりあえず夏だ。もう夏が来ちゃったんだからしょうがない。というわけで、今日も来ちゃってる放射性物質。線量は13時で52nGy/h。0.052マイクロシーベルト/時ってことである。
ところで東電、昨夜「重大な記者発表」をしたらしい。こんどは3号機で即発臨界でもしたかと思ったら、1号機の圧力容器が損傷しメルトダウンしている可能性がある、と発表したそうな。
( ゜Д゜)ハァ?
いやだから、もう何度書いたかわからんけど、そんな可能性なら地震の2〜3日後にはわかってたんだよね。でも彼らは頑としてそれを認めようとせず、4月の半ばには燃料棒が溶けただけじゃメルトダウンとは言わないとか言葉の新定義を言い出して、そして今回、とうとう燃料棒なんかとっくに溶け落ちてて、ついでに釜の底が抜けてた、ということを認めたわけだ。
なんぼ水入れても、器が一杯にならない。そりゃ底が抜けてるからでしょ。水がないのに熱くならない。そりゃそこには、既に熱くなるモン(燃料棒)がないからでしょ。てなことは小学生でもわかる理屈。原発がコントロールを失って、もう2ヶ月。ワシのようなトーシロでも中の状態なんか想像できるんだから、この問題に関心持ってる人なら、だれでもわかってる。より詳細に釜や容器の構造や材質を知っている専門家なんか、透視カメラで見てるようにわかっちゃってるはずなんである。
もう、世の中、ここまできちゃった。もはや1億総原発評論家である。八百屋の店先で買い物かご下げたおばちゃん同士がふつうに「そやからサプレッションルームがな…」とか「どうも燃料被覆管のジルコニウムの溶解温度が…」なんて会話を交わしているこの国だ。日本のメディアが信用できなくて、電車の中で女子高生がケータイでワシントンポスト読んでたりする日本だ。もうパニックも風評も恐くないでしょ。
で、ワシにワカランのは、それを東電だとか保安院が、そんなバカみたいに基本的なことを、なんでいままで隠しておく、いや、でんでん隠せてないんだよなー、なんだろうな、認めない、と言うべきだな。そう、そんなバカみたいなことを認めないのはなぜだろう。誰でも知ってることを認めなくて、わからない、確認できないとか言い張るのはなぜだろう。彼らや、彼らの組織にとって、いったいどういうメリットがあるんだろう。誰か教えてくれ-。
私も知りたい。
頭隠しても尻隠れてないし、ワタシもシロートながらメルトダウンしてるんじゃないのと思ってたし、でも、テレビで専門家はそんなことないって言い張るし。
後でわかっちゃうことなら最初から最悪を想定して行動を起こすべきなのにね。
きっと福島は死の街になると思います。チェルノブイリと同じ。そうそう8日には、チェルノブイリの線量を超えたって、こっそり発表してたけど、なぜマスコミはきちんと報道しないんだろ・・・。
首相が「原発はやめようよ」って言っても誰も聞く耳持たないで批判だけしてるし、、政治家、企業、役人、マスコミ、一丸となってこの国を滅ぼす気のようですな。
これじゃ地球を滅ぼしに魔界から参上した吾輩の出番がない(泣)。
-大魔王-
大魔王さん:
え、滅ぼすために来てたんですか。自由と平和を守っている、怪物くんのパパなのかと思ってましたが。って、そりゃ怪物ランドか。
いやね、わからないと言い張ってそれで保身できるなら、まだ理解できるんです。でもね、実際問題なにがどうなっているか、はじめっからほとんどわかってるはずなんです。最悪を想定とかじゃなく、見えていると言ってもいい。そしてあとでわかるのは、やっぱりそうだったか、ってだけ。だから保身にならない。なのになぜ認めないのかな、ってことなんです。
首相を批判するのは、まあ批判されてもしょうがないこといっぱいやってるのもあるけど、政府や経済界は政治的な駆け引きにおける確信犯でやってるし、マスコミは、こりゃもしかしたら単なる無知からヤイヤイ言ってるようだし、ちょっとどうしようもないですね(笑)。