波が途中で切れてるのも、水平線が尖ってるのも、パノラマの元写真がイカンのだ。夜半に56nGy/hまで上がった線量は、13時現在で52nGy/hに戻った。
そういや2〜3日前のニュースだが、厚生労働省が茶の産地自治体に生茶葉を乾燥させた後の「荒茶」の放射能検査を求めたところ、静岡県の知事が拒否したそうな。神奈川、埼玉、栃木の知事も追従したそうな。
( ゜Д゜)ハァ?
あんたら不安じゃないのか。うっかり高濃度に汚染された農産物を出荷させちゃって、あとで汚染が発覚してボロクソ言われたらどうしよう、とか思わないのか。ていうか、そういうのがコワイから、必要以上に自粛しちゃうのがあんたらの保身術ぢゃなかったのか。
確かに厚労省は生茶葉、荒茶とも1kgあたり500Bqと、同じ暫定規制値を設定するというミョーなことをしていて、だから生茶葉を乾燥させる荒茶は規制値超えちゃいやすい。なので元ジャーナリストだかアナウンサーだかを知事にいただく神奈川県は「今の規制のままでは、生茶葉で規制値を下回っても、加工段階の荒茶では上回るという矛盾が生じる」とか言ったわけだけど、だが、そりゃ矛盾でもなんでもなくて、もし荒茶の放射能検査して規制値超える線量が検出されたら、それはただ、その荒茶の放射線量が規制値越えた、っちゅーだけのことだ。埼玉県も「現在の荒茶の規制では茶の産地は壊滅する」とか言ってるそうだが、んなこといったら原発周辺の農業も酪農も、とっくに壊滅している。原発から離れてるからウチは関係ない、とか、見ないふりしてるのかもしれないが、原発の事故というのは、そういうことなんである。天候などの条件によっては数百km離れていようとも高濃度の汚染があり得るということなんである。
きっと、とっくに調べて規制値超えてるから、そういうこと言ってるんだろうなあ。静岡の川勝知事は「消費者を混乱させる」とか言って国を批判したそうだが、消費者はとっくに、そんなこと気付いてる。誰も静岡のお茶を買わなくなるぞ。