今日の茅ヶ崎の放射線量は、50nGy/hだったようだ。そういや久々に報道で名前を聞いたのが、あの失敗学会(だっけ)会長が委員長を務める政府の事故調査・検証委員会。この報道によると、福島原発にはベントのマニュアルもなければ、そもそも電源なしのベントも不可能で、現場では原子炉や格納容器の状態に気を取られ、水素が原子炉建屋内に充満して爆発する危険性を考えなかったなんてことから、東電本店のサポート体制が不十分だと感じていたことなどまで、フクシマがああなっちゃった課程のいろんなことが、ちょっとずつ見えてきはじめているようだ。
まー、これらのなんだかんだは全電源喪失による炉心コントロール喪失以降の話で、あの施設でこの体制で、メルトダウンを防ぐことはできなかったのは明白なんだから、ホントはまずそこを検証しなければいけないわけだけど、そこんところはまだまだナニも見えてこない。そしてまた、そういう基本的な危機管理が足りなかったことなど、いろんな問題が事故後5ヶ月を過ぎてようやく見えてきているわけなのだから、メルトダウンしたあとのいろんな問題に他の原発が手を打てているはずもないのに、再稼働、再稼働という動きはどんどん加速中なのだった。怖さを知らないって、コワイことだなあ。