13時の線量は49nGy/h。相変わらず49〜51を行ったり来たりいている茅ヶ崎のサザンビーチなのだった。そういやアレ以来はじめて、北海道で、原発が再稼働したそうな。まあ、311時には既に定期検査の最終段階で調整運転を続けていたわけではあるが、高橋はるみ知事、度胸あるなあ。この上なんかあったら、真っ先にボロクソ言われるぞ、とか思ったら、ちゃーんと”保安院に加え原子力安全委員会も定期検査の結果をチェックした”から「安全性についての確認が図られた」と、自分は知らんもんね、と明言。菅直人だって「原子力安全委員会できちっとチェックしたと聞いていますから」とキッチリ逃げは打ってあるのだった。
フクシマでいま、放射性物質をまき散らしている原発だって、定期検査はパスしていたのだ。それにもかかわらず原発はメルトダウンし、その原因の特定作業だってその端緒にさえ付けていないのだ。つまり、いまの原発を過去の基準で検査している限りは、同じ事故があれば、また同じ結果を生むことになるんである。
だから、ふつーの神経でモノを考えれば、同じ事故が起こってもメルトダウンしないであろう定期検査の新しい「検査項目」を作ってから検査して、それにパスしたら原発を動かす許可を与えるもんだと思うわけだが、どうもこの国のアノヒトたちは、そう思わないようなのだ。不思議だ。