たったいま、参院の決選投票を経て新しい総理大臣が決まった。政権交代後、これで3人目か。まあ、言っちゃ悪いがもともとが烏合の衆なんだから、誰がトップになろうが政権持つわけがない。どうせこの政権、次の選挙までだろうと誰でも思うから、誰が次のトップになろうが、外国はマトモに相手をしないだろう。そして影で日本を操ってる連中にしてみれば、菅のような市民運動家にトップに立たれちゃったりしない限り、誰でもいいんだろう。そしてさらに悪いことに、この政権が政権を失ったとき、それを下で待ってて受け取るのは、旧態依然の勢力なのだ。
政治には無関心ではいられても、無関係ではいられない、という言葉があるそうな。まったくその通りである。だから選挙権を行使しないのはバカだという話もあるわけだが、さて、ものの見事に投票すべき候補者が見あたらないような、こんな状況で選挙に行くヤツって、そっちの方がバカだっちゅー気がしないか? 棄権するのはダメだから白票を投じるんだもんね、という人もいるようだが、結局はただの無効票になるわけだから、棄権と同じ結果のためにわざわざ投票所に赴いて、小さな自己満足が得られるだけである。なので思うんだけど、投票用紙への記入に、もっと幅があればいいのになあ。「この選挙自体が無効」だとか最高裁判事の用紙のように「この候補者は立候補そのものがダメ」と投票できるとか。あるいは首班は政党や議席とは無関係に国民の直接投票で選べるようになるとか、いっそのこと大統領制に移行するとか。
今日13時の茅ヶ崎の放射線量は49nGy/hだった。福島県では、チェルノブイリでの移住基準を超えた被曝地域がゴロゴロあることがわかったそうな。これもウソである。あのエリアに、何年も何年も人が住めなくなる地域ができたことなど、3月中旬に原発が飛んだときからわかってたことである。なんでそれをいままで隠し通すのか。人に原発のことを忘れさせ、止まってる原発の再稼働を進め、うまくすれば新設の道筋さえ付けてしまうためである。このblogに原発問題を書き始めた3月中旬から、炉心がメルトダウンしているであろうことなどから核汚染物質の飛散まで、そんなちょっと考えれば誰でもわかるような当たり前のことをなぜ隠すのか、ウソを突き通すのか、ずっとずっと不思議でならなかったんだけど、いまはハッキリわかる。こんどの民主党新代表候補の全員は、原発容認派で占められたし、次選挙で民主党が政権を失ったあとの政権は、従前通り原発推進派だろう。政治家や官僚が殊勝な顔付きで建前を言おうが、本音はそこだ。
この国に住むことが、とてもキビシイことになってきちゃったなあ。