湾岸戦争の舞台は砂塵舞うアラブである。そんな場所で使われた、ゴーグルのようなサングラスってバイクにピッタリやんか。と思って2009年に買ったのが左上。だけど、使ってガックリ。これってば鼻が高くて目が奥に付いてるガイジン向きだったのね。写真見てわかるように、鼻当てがほとんどない。なので、さすがに目玉が当たることはないけど、まつげが当たってかなり不快。ヘルメットにツルを差し込めばこめかみとヘルメット内装とのテンションで止まるので使えるけど、チャリだとサングラスの上からモノを見ることになってしまう。国内正規品を見ると、なんと鼻の部分に別部品が、まさに”とってつけた”ように加えられていて、ちゃんと日本人でもメガネが目から浮くようになっている。このあたりは安い並行品を買うリスクのひとつではあるが、しかしそもそもこのサングラス、鼻当てを高くしてメガネを眼窩から浮かせたんでは、ゴーグル構造の意味がない(笑)。
まあ、それでもせっかく買ったんだし、なんだかんだと使ってたんだけど、あるとき見たらツルの途中から先が消え失せていた。ここは外して別部品(ゴムのベルト)を付けたらまさにゴーグル、という仕組みらしいけど、そんな部品は持ってないし、何度も書くけどそんなことしたらレンズに目玉が当たってゴーグルどころかコンタクトレンズになるに違いない。
で、しょーがなくてまた買ったぜ軍用品。こんどはESSちゅー会社の製品。いつのまにかオークリーに喰われて(?)OAKLEYの軍事部門ってことになっとるけど、社名がEye Safety Systemsつーくらいで、サングラスからベンチレーター付きゴーグルまで、まさに目的に特化した保護眼鏡作ってる会社なんである。日本にもSWANSつー有名なゴーグルがあるけど、ここんちも昔の社名は山本防塵眼鏡で、戦時中は軍納品防塵眼鏡を作り、戦後は防衛省納入業者だ。ま、それと同じようなモンである。現山本光学は、なぜか軍用品の販売はしてないなあ。あ、もしかして自衛官、スキー用をそのまま使ってたりするのか!?
それはともかく、今回買ったESSのCROSSBOWちゅーのももちろんMILスペック適合。2.4mmバリスティックレンズは10mから12-gauge散弾銃喰らっても貫通しないんだとか。散弾銃から目だけ守ってしょうがないけど、ライダーなら誰でも知ってるように、バイクでは飛び石や甲虫などでそりゃもうかーなーりーの衝撃喰らうこともあるわけなんで、ヤワいのかけてるとアブナイんである。さらにこのレンズ、外側はアンチスクラッチ、内側がアンチフォグコーティングが施されているのもバイク向き。レンズ交換もカンタンで、クリアとイエローのレンズも付属。まあ、実際には面倒でレンズ交換なんかしたことないわけだけど、ESSがエライのはフレームやノーズピースなど、部品なんでもバラで売ってること。なのでフレームだけ買えば別レンズの保護メガネがゲットできちゃうんである。そして、もうひとつ大事なことが、別売だけど”アジアンノーズ”なるノーズクリップが用意されてて、日本人顔でも快適に使えるらしいこと。税込み966円。なので当然、一緒に注文したわけだ。
残念ながらバイクが入院中なのでメットかぶったときの使用感はまだわからないけど、とりあえずワタシには、アジアンフィットノーズクリップは不要だった。(-ω-;)
こんばんは
>スワンズ=山本防塵眼鏡
もちろん存じております。オフバイク乗り、レースごっこ好きって年間4つくらいは買ってましたから。
>もしかして自衛官、スキー用をそのまま使ってたり
ゴーグルはさておき、TV見てるとヘルメットの上の懐中電灯はすべて中華製でしたね。官給品が使いものにならんのでしょうねえ。
ところで 自A隊はセーター支給してくれないってご存知でしたか?
当然の結果として隊員さん達は、サープラス・ショップや通販で軍隊っぽい黒とかカーキのセーターを自腹で求めるのだとか。
なんかこの国、間違ってるような気がする。
婆娑羅大将さん:
どーもあいかわらず、あっちこっちでニアミスしてるようですね。(^^;
ワタクシも70年代初頭〜中盤あたりに目を皿のようにして読んだバイク雑誌で情報が刷り込まれているので、山本光学といわれてもなんだかわかりません。
このESSのCROSSBOWちゅーのも、今回新たにUSマリーンに30万個納入されたようですが、自衛官は基地内売店で買ってるようです。WEB見てると納入先にJAPAN ARMYてのもあるので、支給されてる部隊もあるようですが。