今日のサザンビーチ と原発新造の要望


ここから見ててもコワイくらいに、波のサイズがすごい。昨日よりずっと大きい。時速15キロ程度というチョースローペースではあっても、確実に台風は北上している。昨日でさえ2人ほどプロクラスのサーファーが骨折したそうな。今日朝9時の線量は48nGy/hである。同時間の地球環境スキャニングプロジェクトによる藤沢での計測値は90nCv/hだった。
新しい総理が組閣したようだ。しかし誰がなんの大臣になろうが、ズブズブ&兵糧攻めは確実に効いてきている。8月31日の記者会見で河瀬一治敦賀市長は、同市で計画されている敦賀原発3、4号機の早期着工を求めた。同時にもんじゅの存続も要求。「菅政権時代、電源立地地域は振り回された。新政権には立地地域に光が見えるような政権運営をしてほしい」と言ったとか。菅は理想論振り回してややこしくしてくれたが、野田は現実をよく見てとっととカネよこせ、って意味である。前にも書いたように「電源立地地域対策交付金」の交付規則がコッソリ変えられ、新増設時には交付額は増額されるんである。その一方で、原発止まってたんではカネにならんのである。ナニもないところに一から作るんでは世論も割れるだろうが、敦賀はもうとっくの昔から原発が建ち並び、地元はズブズブである。政府が前に動けば、ただちにハンコが押されるだろう。
電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は「『実行する政治』を期待する」とコメントしたそうな。経済同友会の長谷川閑史代表幹事は「実行力のある内閣を期待」、日本商工会議所の岡村正会頭も「日本経済の再生に向けて力強く前進することを大いに期待する」、そして日本貿易会の槍田松瑩会長(三井物産会長)は「エネルギー政策の策定に向けた落ち着いた議論」を要望するなど、日経見てると市民運動家を引きずり下ろしたことの安堵感であふれている。なにを実行し、どう前進するのか。原発稼働の実行と、彼らの思うエネルギーの安定供給である。そうでないと産業空洞化するというのが彼らのレトリックだが、そんなものはまやかしに過ぎない。そっちの方が儲かると思えば、彼らは迷わず空洞化を選ぶに違いないのだ。

Author: shun

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です