今日午後1時の線量は47nGy/h。昨夜から49とか48で推移していて、昨日よりちょいと高め。昨日の日記で原発廃炉の道筋が発表されたと書いたけど、実はあの廃炉スケジュールに、大事なことが書いてない。それは、いつ、放射性物質を垂れ流さなくなるか、だ。どこかの学者が毎時10兆ベクレルの放出だと推定し、政府が確か、いや、たった(!)2億Bqだと言ったんじゃなかったっけ。夏頃だったかなー。あのころから茅ヶ崎の放射線量はほとんど変わっていない。ということは、変わらず福島の原発跡からは、大量の放射性物質が漏れ続けている。だからどんな工程で廃炉するにしろ、まずそれを止める、というのがなによりも大事で、放射性物質の漏洩が止まったその後なら、たとえば石棺の中で100年かかろうが1000年かかろうが、しっかり除染し、解体し、燃料を取り出し、廃炉すればいいんである。しかし、その工程が、まったく表に出てこない。おそらくはパニックを防ぐとかいう名目や、東電の賠償額を低く抑え込むために、空気やら食品やら土壌やら、いろんな被曝してるものの現状を無理やりにオッケーにしちゃう数字を先に出しちゃったから、現状の放射線量がその数字に収まっていることを理由に、放射性物質の漏洩を放置しているんじゃないのか。先に大嘘ついて、現状がそのウソに収まってるから現状を放置してもいい、という理屈だ。枝野が連発していた”ただちに”という時期はもう過ぎたと思うんだがなあ。