今日13時の線量は46nGy/h。夜はずっと46で朝方47に上がり、10時以降は46だ。
九州の玄海原発で止まってた原発に、再稼働の動きがあるそうな。原発推進行政に、やらせメールなどで首謀的立場にあったと類推される首長も、それとスクラム組んで利用者を欺いてきた電力会社も、ズブズブの地元自治体首長も、そのへんのなんやかんやにはほっかむりしたまんまで強行突破の構え。すごいなあ。
そういや福島第一原発の2号機で、再臨界か、とか言われてるそうな。大マスコミはもう、まるでなにもかも終わったような顔で原発報道を極力控えているわけだけど、再臨界した可能性まで出てきちゃうと、さすがに小さいニュースでも報じないわけにはいかない。つまり、終息済みってな顔をしてても、福島の原発は、まだまだ予断を許さない状況にあるということだ。
直後の短期的補償だけでさえ、ウン兆円。さらに廃炉に関わる将来にわたってのコストは、技術もこれから開発するんだし、何年かかるかワカランのだから、当然ながら不透明。さらに、いつか健康被害が大量に発生する可能性も否定できていないし、その場合のコストは想像さえできない。と、いうのが、原発がかかえる過酷事故のコストリスクだ。
こりゃ、計算が合わない。採算がとれない。それがよーくわかったドイツは、原発をやめることにしたんだろう。この国では、止めるにしろ動かすにしろ、その手前の議論さえ見えてこないのはなぜだろう。やっぱり、議論なんか、はなっからするつもりがないってことなんだろうなあ。