朝9時の茅ヶ崎の線量は47nGy/hだった。遅々として進まない賠償。その一方で、東電だけはぬくぬく安泰な道筋が着々と進められている。さすが支配者、と思ったのは、原子力損害賠償支援機構の設置。これで見事に、賠償額だの廃炉費用だのなんやかんやの東電に都合のいい一方的な言い値を特別損失に突っ込んで、その分を国から補填してもらえば、東電の腹はなんにも痛まないシステムが完成しちゃった。今期、東電は1兆円の特別損失を見込んだそうだが、きっちりその分、機構を通じて東電にカネが流れるんである。債務超過に陥らないどころか、配当さえ出せちゃったりするんじゃないか。ハッキリ言って、こんないい商売はない。ワシ、いまから東電に入れてもらおうかなあ。