夜はずっと47だったけど、朝9時には46nGy/hに下がった茅ヶ崎の放射線量。しかし昨日の東京新聞朝刊に、日本科学技術振興財団が新聞や週刊誌などの反原発記事をチェックして経産省資源エネ庁に報告するつー業務を4年間、1億3千万円で受託してたちゅー記事があったが、いやー、こりゃすごいね。南日本新聞の社説が「幼稚」呼ばわりされたり、佐賀新聞の記事は「勝手な反対派を勇気づけるだけで、社会の大多数のための政策の推進を阻害」だとか、もー、経産省の本音丸出し。もちろんそう書いたのは財団だが、1億3千万で受けた仕事なんだから、相手の望む言葉を選ぶのは言うまでもない。建前だけ別組織にしようとも、結局はこいつらが原発に対する監督やチェック機能まで一手に握ってたんだから、そりゃー危機管理が甘くなるのも当たり前だよね。
この受託業務は2010年で終わり、いまは対象がブログやツイッターなどのインターネット情報に変わって継続しているそうな。つまり、なーんだ、マスコミはたまに楯突くようなことを書いても、それは社会の木鐸を気取るポーズとか、あるいは読者獲得のための一種のスタンドプレーで、実は仲間なんだ、ということがわかったということである。ヤバイのは個人だからそっちをチェックしておけ、ということである。このblogなんかも、もしかしたらとっくに経産省に報告されているかもしれない。
まあ、広く世の中の声を吸い上げて、それを正しく活用し、より安全で健全なエネルギー行政を目指すっつーならいいんだけどね。でも、こいつらのことだから、気に入らない相手をブラックリストに載せて監視を続けるってのがもっともありそうな線だろうなあ。こいつらに、執行力のある機関がくっつかないことを祈りたいもんだ。