朝9時の茅ヶ崎の線量は48nGy/hだった。冬だから高いのか、先日の”福島中心にセシウム急増”てのの影響なのかはわからない。その、セシウム急増の話も、さっぱり報道されないし、だから当然、セシウム急増の理由もわからない。まあでも、ふつーの脳ミソしてりゃ、こんなもん、ああ、元旦の地震でなんかあったんだな、とか思い付くだろう。アタマがよくて一流マスコミに就職した連中が、その程度のことを思わないとはとても考えられない。
まず思いつくのは、4号機だろう。アレの使用済み燃料プールは、確か天井がぶっ飛んだ建物の上の方で露曝したまま水を循環させて冷やしてたよなあ。てこたー、きっとそれになんかあったな。地震でぶっ倒れたりしてたら、翌日に数値が下がるどころか、避難エリアが関東に及ぶような大騒ぎになるだろうから、たぶんそこまでは行ってないけど、グラグラ揺すられたからか、悪くすればちょっと傾いたかして、放射能バリバリの冷却水がどっぴゃーっと漏れたんじゃないかな。
とか、ワシでも思うんだから、彼らが思わないはずはない。もちろん、ドンピシャそうかもしれないし、そうじゃない可能性もあるし、だから当然、社会の木鐸気取ってジャーナリストでございつってんなら、サックリ東電や政府に取材かけるだろう。政府的には収束済みなんだから、ヘリだって飛ばすだろう。識者の意見も聞くだろう。そして、福島の人たちに、どう対処すべきか、指針を示してあげるべきだろう。でも、彼らはしない。そんなこと、政府も東電も発表してないし。取材なんか面倒だし。後で違うぢゃんかコラとか言われて責任取らされるのイヤだし。それどころか、ウッカリしたことを書いて、上層部や政府のエライ人ににらまれたら出世にも響いちゃうし。
そしてやがて、政府なり東電が、実は冷却水漏れてました、とか発表したとき、そのときはじめてそんなことを知ったようなフリをして、驚いて見せつつ報道するのだろう。ついでに、いままで隠してた、とかいって政府や東電を非難するフリしたりするのだろう。ああ、それってメルトダウンのときと同じパターンだよな。