今日朝の線量は52nGy/h。ずっと44か45だったのが、雨がシッカリ降り始めた早朝から上がり始めているんである。
圧力容器にカメラが入って底の映像が公開、と聞いてぶっ飛んだ。よくカメラ入れられたなあ、ってことと、ホントに底があったのか、ってのと、ふたつ驚いたんだけど、よく聞いたら4号機だった。それ、もともと空っぽだったヤツやんか。
しかし空っぽだったヤツにさえ、1年してようやくカメラ突っ込めたわけだなあ。1〜3号機にカメラを突っ込めるのはいつのことになるんだろう。それまで生きていられるかなあ。不謹慎かもしれないけど、ワシ、すげー楽しみなのだ。人類の誰も、まだ見たことがない姿が、そこにあるはずなのだ。アメリカのスリーマイルのような、いまにして思えば非常にかわいいレベル(爆)でも、3年からかかってようやくカメラ突っ込めるようになったんだけど、カメラを圧力容器の底まで入れてもナニも写らなかった。おかしいなーちゅってカメラ引き出してチェックしたけどカメラに問題はない。つまり、底がある部分には、なにもなかったっちゅーわけで、そこでようやく、あー、底が抜けてたんだなあ、ってことが確認できたわけだ。
福島の1〜3号機も、そこまで確認して、なにがどうなったのか検証して、それからはじめて原発のなにが悪かったのか、なにをどうすれば稼動させられるのか、あるいはもう稼動はさせるべきではないのか、そんな判断ができるようになるはずなんである。それがホントの事故の検証であり、当面の人類の原子力利用の可能性が、そこではじめて検討の俎上に上るのだ。野田だか枝野だか知らないが、そんな知識も知恵も見識もない烏合の衆に、政治判断とかで動かされてたまるかつーの。