朝9時の線量は0.044μSv/h。この24時間は朝6時をピークに43〜46で推移していた。これから雨足が強くなると、もうすこし上がることだろう。
国会の事故調査委員会に出席した勝俣が相変わらずチョータカピー発言に終始したとか、平成18年に原子力安全・保安院が全電源喪失のリスクを東電に伝えたが東電が無視してたとか、そんなニュースの影に隠れて、大飯原発の再稼働をおおい町議会が了承したというニュースもあった。異例の非公開で審議されたそうだが、んなもん公開だ非公開だ関係なく、早く再稼働してカネ落とせ、という結論ありきなのは言うまでもない。ついでに言えば、もちろんそこに科学的根拠は1mmも入っていない。カネクレ、カネ、だけである。
あ、いや、まだあった。おおい町議会の全員協議会は国へ8項目を要望してたんだけど、そのひとつに”国の管理責任の明確化”てのがあった。これは事故が起こらないようにしろ、という面もあるが、事故があったとき、電力会社じゃアテにならんのがわかったから、なにもかも国が面倒みろ、ということでもある。そしてこれこそが、全電力会社が心から求めていることでもある。エクセロンの前CEOが「エネルギー源として経済的には見合わなくなった」と言ったように、もう、原発は事故防御のための追加投資と、事故が起こったときの賠償リスクを考えると、合わないことがバレちゃった。しかし、それでは、原発な人々は困るんである。なので彼らが求めているのは、原発の利益は自分たち、なんかあったときの尻ぬぐいは税金、という、新しいパラダイムなのであーる。