朝9時の線量は0.044μSv/h。そしてこの24時間は、昨日14時をピークに43〜48で推移していたようだ。海岸は寝そべったりテント立てたり、人がいっぱいだ。
みんな知ってるように、先日、東電は家庭向けの料金も値上げ申請した。利益の9割をここで上げてるんだから、儲けるためにはコレをあげるしかないわけだし、あんなことをやらかして、まだまだこんなことになっていようとも、総括原価方式であることに変わりはないから、コストがかかるんだもんね、と言い張れば、それはまさに”値上げする権利”になるわけだ。
しかもマスコミはバカだから、というより、おそらくは東電の共犯者として読者のミスリードを狙った記事を作ってるんだと思うが、役員報酬の高さだとか、リッチな保養所だとか、そういう総額としては実は微々たるものなのに、一般庶民の感覚からは異常に映り、しかも手放したこと(指摘されてリストラしました、というフリ)がとてもわかりやすいものばかりをクローズアップしてきた。なので、実はほとんどナニもリストラなんかしちゃいないのに、身を切って節約したけど値上げが必要だ、なんて大きな顔で値上げ申請できちゃうわけである。
しかし週刊ポストのweb版(?)も取り上げていたが、東電、液化天然ガスを、おっそろしい高値で調達しているのだ。実費レベルの比較で倍、国際取引価格で比較すると実に10倍の費用。2011年度のLNG調達費用は約1兆5295億円だっちゅーから、これが半値で済めば7千6百億円もコストカットできるわけだ。役員20人に年収10億払ったって200億円。それを5億に抑えて100億節約しましたとか、そんなゴミみたいな金額の話じゃないのだ。
7千6百億から浮けば電気料金の値上げはもちろん不要。廃炉費用を捻出しつつ、値下げさえできちゃえそうぢゃないか。ところが東電はそんなことおくびにも出さず、それどころか今度の値上げ申請によれば、いまよりさらに13%高い価格でLNGを調達する予定で電気料金を算出しているという。てこたー、このへんにも、なんか重大な利権構造が隠されているんだろう。きっとほかにも、もっと巨額の、しかしアンタッチャブルな原価の使途があるんだろうなあ。