今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は、0.042μSv/h。そしてこの24時間は42〜43で推移していたようだ。
原子力安全・保安院は大飯・志賀原発直下の断層が活断層かどうかチェックするように、事業者に指示したという。きっと昔なら、こんなニュースは三面記事の片隅にも掲載されなかったであろうこのニュースを読んで、いまは笑う人が多くなったんではないか。
大飯ってば、ついこないだ、安全は確保されたとか野田が大見得切って再稼働させたばかりである。活断層の上に乗ってるなんてバカげた話があるなら、そんなものチェックしてから再稼働すべきだろう、と小学生でも思うだろう。でも、当時の日記にも書いたように、野田の発表をよーくよーく読むと、そこには小学生にはわからない、いや、一般の国民にはわからないトリックが隠されているのだ。野田が言う確保された安全とは、あくまでも先般のフクイチが見舞われた津波に対して”だけ”の話なんである。直下の活断層が動いて原発が真っ二つに砕けようとも、そんな安全は確保していないのだ。今回の保安員の指示は、それを明白に示した。
ついでに言うと、チェックを指示した相手は事業者だ。事業者とは、つまり原発持ってる電力会社である。大飯は関電、志賀は北陸電力。こいつらが、廃炉決定を承知の上で、「はい、活断層でした」なんて言うわけがないのは火を見るより明らかだろう。あとでドカンときたって、だってわからなかったんだもん、というのを、当時の知見では、とか、最先端の調査技術を持ってしても、とか、ちょいと難しい言葉で言えば終わりである。ちゃんちゃん。
この日記のアタマの文章、”大飯・志賀原発直下の断層が活断層かどうかチェックするように、事業者に指示した”てのの、事業者ってところが、政府でもなく、電力会社でもなく、正義と科学に拠って立つ第三者機関となったとき、そしてその機関が原発の廃炉まで決定できる法的強制力を持ったとき、日本の原発行政ははじめてマトモになるんである。

Author: shun

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