今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は42〜43で推移していたようだ。あ、言うまでもないだろうけど、後ろの42〜43つーのはμではなくてnである。0を書くのが面倒なのだ。(^^; しかしフクイチにも近い大熊町夫沢三区地区集会所の今日朝9時の線量は、34.309。単位はもちろんμSv/hである。そういう極端な場所じゃなくて、たぶん普通の人が普通に生活している、たとえばいわき市旧戸渡分校の今日朝9時の線量は0.797μSv/h。常磐線四倉近くの四倉第一幼稚園では0.462。茅ヶ崎の10倍もの環境放射線の中で、幼稚園児が遊んでいるんだろう。心ある人々は、もしかしたらどこか遠い場所に避難しているかもしれないし、そうでなくても線量計などを手に自衛しているだろう。
しかし、どうも福島などでは、線量計の使い方にまでミョーな指導が入っているようだ。たとえば地面の近くで計ったのでは「本来の数字よりはるかに高い数字を表示してしまう機械がある」だとか、地面から離したりアルミ板などで遮蔽しないと「β線の影響を受けて正しく(環境放射線を評価する基準である)γ線を計れない」だとか言われるらしい。
しかし線量計で人が知りたいのは、その場所の正しいγ線の数値なんかじゃない。そこが安全かヤバいかってことだ。国がうんちゃらSv以下はオッケー、とか勝手な基準を作っちゃって、その数字以上か以下かを国が計ってるんなら、そりゃどう計ろうが勝手だけど(だから誰も信用しなくなっちゃったんだが)、線量計買う人ってのは、自分の家だとか、自分の子どもが遊んでる場所が実際にどんな線量かを知りたいわけだろう。子どもが自分ちの庭の芝生を這いずり回ってるのなら、芝生の真上が計るべき場所なんである。そこのβ線に機械が反応して、γ線だけではない高い数値を表示するなら、そこにはγ線よりもっとヤバいβ線の発生源があるのだ。ていうかγでもβでもいいけど、それを子どもが手で触り、服や靴で触り、口に入るわけだから、線量計が高いちゅーことは、めーっちゃヤバいってことに変わりはないんである。
それを、正しい計り方じゃないとか言って、正しく計ったら、ほーら、こんなに数字は低いでしょ。なーんだ、そうだったのかー。安心だあ。なーんていってるなんて、故意に低い数字を出させて安心させるための欺瞞に他ならない。どうも福島、おかしなことが多いような気がする。県民流出がコワイのかもしれないけれど、もう、人が住んではダメなエリアができちゃったんだから、それはもうどうしようもないんだけどなあ。もちろんそれはとても悲しいことだけれど。
今日は67回目の原爆記念日。よもや日本が3度目の被曝をすることになろうなんて、誰も思ってなかったよなあ。