今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は、41〜43で推移していたようだ。思えばアメリカで同時多発テロが起こったのは、もう11年も前なんだなあ。911(クルマの方)仲間の飲み会メンバーから、世間でなんかあったの? とか問い合わせの電話があってTVつけたら、小型双発機がWTCに突っ込んだ事故、に見えたのだった。旅客機だなんて思いもしなかった。あの映像は、ホントに言葉を飲み込んでしまう迫力があったなあ。
11年後、こんどは311の地震から1年と半年。あの原発がぶっ飛ぶ映像は、ある意味、WTCが崩壊する映像よりも衝撃的だった。アッチの映像は、その場で何千人もの命が失われた瞬間だったが、こっちではある面積のエリアと、何百年とか何千年、へたすりゃ何万年もの時間が失われた瞬間だった。原子炉そのものがぶっ飛んでたら、もっとひどいことになってただろう。
あと、日本の報道にジャーナリズムが失われていたことも、あのドカーンでわかったことのひとつだ。朝日新聞デジタルにあった記事「日本のテレビ局はなぜ反原発の動きを報じ損ねたのか?」で、外国メディアの記者に”権力を監視する立場にあるはずの新聞記者たちが、むしろ権力側と似た感覚をもっている”と看破されている話を書いてたけど、まだ足りない。それはマスコミの経営者も原発の経営者も、同じ穴の狢だということだ。そして、あるお友だちが、”たかだか年収1千万で資本家の奴隷となることが「成功」だと洗脳されてきた”って日記に書いてたが、まさにそういうこと。TV局や新聞社の高給は有名だけど、つまり記者たちは、そんな奴隷の最右翼だったんである。