今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は、41〜42で推移していたようだ。青森の大間に建設中だったJパワーの原発が、地震とフクイチ事件を受けて工事ストップしてたわけだけど、年内にもそれが再開されそうだそうな。新エネ戦略では新規建設は認めないが、しかし枝野が、建設中のモノはその枠外にあるとかミョーなこと言って、村の住民が委員長だちゅー例の規制委も、そんなの政府の仕事と投げ出した。
2030年代に原発ゼロを目標とするのなら、新増設をどうするか、とか、運用年数がどうだとか、そういうのは、オマケの話である。原発の運用は40年、というのを厳格にするとかゆっとるわけだが、2030年代に原発ゼロ、というなら、大間原発は来年稼働できても運用年数は27年。だったら、それでペイするならどうぞ、という話を規制委なり政府がキチンと出すべきである。そうすれば、Jパワーだって純粋に経済コストを計算して、いま撤退するのと原発27年で廃炉にするのと、どっちがトクかよく考えてみよう、ってことができるわけだし、それはいま他の電力会社も含めて十数基も計画されている原発新規建設を左右するだろう。
いまの状況ってのは、電力会社や経済界にすれば、どうせ民主のままでも自民が返り咲いても、そんな30年代ゼロなんて夢はそのうち踏み倒せるという前提で動いているわけなのだ。それは政治が経済界に牛耳られている証左でもある。しかしまあ、言うまでもないちゅーか言っても空しいだけの世の中になってきたわけだけど、ホントなら経済界は儲からないことはやらないんだから、政治の仕事は、ああ、こりゃダメだ儲からない、というシステム(法律)をキッチリつくることで、30年代に原発をゼロにするというエネルギー戦略を実現することにあるはずなのだ。ホントにそうしたいのなら、ね。
