今日朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は、42〜43で推移していたようだ。25日3時付けのリリースによれば、1号機では水素濃度を下げるための窒素ガス連続封入が続けられているし、2号機は循環冷却と窒素ガス連続封入以外にはまったくなんの手も打てていないままだし、あ、タービン建屋地下から３号機タービン建屋地下へ溜まり水の移送を開始ってのもあるな。４号機タービン建屋地下から溜まり水を抜く作業も行われている。そして言うまでもなく、まだまだなんにもわかってない、と言っていいくらいに、事故原因の解明が進んでいない。いろんな事故調の報告書は、危機管理体制の話だとか政府や企業の体質の話だとかばかりで、なんでメルトダウンに至ったかという理由はほとんど書かれていない。だって、誰も中に入れないし見てもいないんだから、原因なんかわかるわけがない。原発をパーにするのがイヤで海水注入が遅れた、なんちゅーわかりやすい理由しか出てこないわけだけど、高圧注水系を誰かが止めたとか止めなかったとか、非常用復水器を止めた判断は結局どうだったんだとか、SR弁が動いたとか動かなかったとか、ベントがなんで動かなかったとか、そもそもその前になんでECCSで冷却できずに放射性物質の拡散を招いたのかとか、そういうんが見えないままなんじゃないのか。そんなんで、よく止まってる原発動かそうと思えるなあ、なんて感心しちゃうんだが、恐くないのか。それとも事故原因、ワシが見えてないだけなのか?
