だいたいワシらが赴く試乗会ちゅーのは、自分でハンドル握るわけである。メーカー様からキーを渡されて、自分でエンジンかけてそこらを走り回ってアレコレやるわけだ。しかし、こいつはちょっと運転できない。ハンドル(あるのよ!!)は握らせてもらったけど、キーがあるのかどうかもわからない。写真はまるで、歩き疲れた敗残兵が、通りかかった遊軍の戦車に拾ってもらってエンジングリルの上に立ってる、ってな感じだ。んで、なんとか後方の基地に戻ってやれやれ、が右写真。というわけで、陸上自衛隊の現役装備、74式戦車に試乗する機会があったので行ってきたのだ。自分でハンドル握らなかった試乗は、ネバダはリノの近くで開催されたエアレースのときに乗ったP-51マスタング以来かもしれない。あ、あれはハンドルぢゃなくて操縦桿か。