今日朝9時の線量は0.044μSv/h。そしてこの24時間は、41〜46で推移していたようだ。
というわけで、今日は第46回衆議院選挙の投票日である。いままでがそうじゃなかった、というわけではもちろんないけれど、今回は、もし行かなかったら、きっと後悔する選挙になるのだろう。もしかしたら日本の選挙のシステムや、あるいは民主主義とか日本人とか、そういう根源的なモノへの絶望感につながるのかもしれないが、とりあえずは投票しないことには、なにもはじまらない。
なにに拠って投票するか。みんな、いま、目の前の不景気に喘いでいて、それをなんとかしたいとか、国土を脅かす大陸の覇権国家に毅然と応じるだけの策が欲しいとか、いろんなことがあるわけだけど、ワシの投票は、あれ以来アタマの中で何度も何度も繰り返されている、あの映像に拠る。街が盛り上がった海に飲み込まれ、燃える家々が流れていく映像。福島の原発で、人間の支配を超えて暴走した核燃料が、建屋の屋根を吹き飛ばして大量の核物質を飛散させた映像。そしてこれまで数十年にわたって原発を作り続け、原発は安全だと言ってきた人間たちの、顔、顔、顔。あの、オラ知らね、てな表情が、ワシを投票に行かせようとする大きな怒りとなっている。地震と津波は、ある意味で人智の及ばないところの出来事だけど、原発は人間の問題だ。この国の原発は、日本人の問題なのだ。そしてわたしに、あなたに出せる手は、この一票だけなのだ。