今日朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は、42〜43で推移していたようだ。このあたりはなんとなく晴れているが、南海上はすでに大雨が降ってるようだ。フクイチ事件について告訴・告発を受けて捜査を進めている検察当局が、班目元安全委委員長を任意で事情聴取したのに続いて、政府事故調が作った吉田元フクイチ所長の聴取書を差し押さえたそうな。で、新聞記事によると、「政府事故調は原因究明重視の立場から刑事責任を追及しない前提で聴取書を作成しており、議論を呼ぶ可能性も」なんてあって、ミョーな違和感を感じるなあ。まるで司法取引だな。なんだか本店に楯突いたり政府に噛み付いたりで迎合マスコミにヒーローみたいに取り上げられがちな元所長だが、東電が自ら15m超の津波を試算したのに、そんなもん試算に過ぎないつってつぶしたのも、他ならぬ吉田所長。刑事責任を含め、真実を明らかにすべきなんである。
ついでに言っとくと、「15メートル超の想定津波は、三陸沖の地震が福島県沖に仮に発生するとした場合の最も厳しい試算であり、実際には来ないと考えていた」とする吉田所長で、それを超える14mもの津波(あとで13.1mに変わった)に襲われたから原発がぶっ飛んだ、というのが東電の言ってた主張なわけだが、何度も書いてるように、実は、原発を洗った津波は、6〜7m程度に過ぎなかったのではないか。相馬6.86mといわき市四倉5.9mの間にあるフクイチだけが14mって、どう考えてもオカシイだろう。原因究明を言うなら、このへんが最も重要な問題だと思うんだけど、なんで誰もそこを言わないんだろう。なんか暗黙のお約束があるのかな。