今日朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は、41〜43で推移していたようだ。福島県が独自に収集していた放射線観測データが、いまごろ出てきた。ホントならデータが転送されるはずが、25ポストのうち5基が津波でやられ、残る20基も停電でデータが送れなくなった。そしてそのデータによれば、実はベントの前からすでに放射性物質の大量拡散がはじまっていたことがわかったり、県民の避難の判断などに有用だったはずだし、政府や国会など各事故調による真相究明のための有意なデータになったはずなんだけど、すべてが終わってしまった昨年9月まで実質的に放置。さらに福島の県民健康管理調査はいまだに、SPEEDIの予測データを使っていて、この「実測」データを、県立医大は「使うか使わないか議論している」んだそうな。100ミリSvなんかオッケーで、とにかく数値を低く発表し予測被害を少なく言って県民流出を防ぎたい一心の福島県と県立医大だから、どうせ数値の低い方を使うつもりなんだろうなあ。
