今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は、41〜42で推移していたようだ。2年前の今日は、まだ相模湾の大津波警報が解除されていなかった。テレビの画面では、繰り返し繰り返し、まるでよくできた特撮のような映像が流されていた。しかし、実はそのころすでにフクイチは、まず1号基が揺れで損傷して放射能漏れを起こし(タテマエはあくまでもその疑い、だけど)、続いて東電の不作為によって全電源喪失に陥り、さらに人為的なミスを重ねて7時間も炉心冷却が遅れ、その冷却水注入さえ、真水が枯渇し、廃炉を恐れた東電が海水注入をためらって、遅れに遅れていたのが12日だったのだ。この24時間が、事態をさらに深刻にしていき、人類史上最悪の核事故、いや、事件を引き起こすことになったわけだけど、あのころはもっと北の津波の映像にぶっ飛んでしまっていたのだった。ていうか、原発に関して報道されはじめたのは、いつだったっけなあ。なんだかもう、遠い昔の話のような気がしちゃうけど、まだたった2年前のことなのだ。そしてこの事件の処理はきっと、今世紀では終わらないのだろう。