今日のサザンビーチ とまだ仮設メタクラだったのか


今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は41〜47で推移していたようだ。ピークは昨夜の22時。しかし驚いたなあ。核燃料プールの冷却などを長時間止めた理由は、ネズミだという。って、もちろん驚いたのは、ネズミのことではない。システムの根幹とも言える配電盤がまだ仮設のものであり、ドア半開きのままに放置されていたということと、このシステムにバックアップがなかったということに驚いたんである。
仮設ってのは、たぶんあれだな、2011年の夏頃だっけに、とにかく応急で電源引くのにトラックの荷台に積んだメタルクラッド形スイッチギヤ(メタクラ)を設置場所もないまま、そのまま仮設で稼働させたのを、そのまま使ってたってことなんだな。なんと2年も!! いやー、なんちゅーか、おまえらなんの会社なんだ。電気の会社ちゃうのか。2年も仮設のメタクラで平気なのか。
しかもそのメタクラが担うのは、ある意味、日本の未来そのものなのだ。2年前は、そりゃとにかくソッコーで燃料プール冷やさねばいかんので、仮設で当座をしのいでたのも当然だ。しかし仮設は仮設だから、今回みたいに一個がぶっ飛んだら全体がぶっ飛んだりと、メタクラの意味がない。現に今回のショートで、プールの冷却やセシウム吸着装置など9設備への給電が停止したわけだけど、んなリスクは東電、電気の会社なんだから知らないはずはない。2年もの間、一体ナニをやっとったんだ。
しかも「小動物の侵入は想定していなかった」と、お得意の”想定外”である。変電所だってドア閉めて鍵かけてるのだ。フクイチ内は部外者がいないとはいえ、仮設なもんだからドア半開きにしてそこをケーブル通してたっちゅーんである。そりゃドアが開いてるんだから、雨が入らないように養生はしてあったとはいえ、そこからは虫だってネズミだって猫だって入るだろう。想定が甘いとかいう以前に、かなりアタマが悪いんじゃないのか。
おまけに、なんと冷却システムには、バックアップがなかった。温度が上がるまで4日あるので緊急性を感じなかった、とか東電言ってるようだが、途切れた外部電源は復旧が見込めるとか言って全電源喪失を想定せず、原発3基もメルトダウンさせちゃったの、もう忘れたのか。ったく19日にも書いたように、ここんちまだまだ、自分たちの罪や、引き起こした事態の重大性がわかってないんだろうなあ。

Author: shun

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