今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。もちろんこの写真はいまではなく、朝6時50分に撮ったものである。
いまごろナニ言ってんだ、ちう報道ではあるけれど、地下貯水槽から大量の汚染水が漏洩していることが、いろんなメディアで取り上げられている。この話は、原発の炉心を冷やした水をどこに貯蔵するか、ということで作られた地下貯水槽から大量の汚染水が漏洩した、というニュースなわけだけど、貯水槽だけの話ではなく、そもそも1〜3号基すべての建屋地下で、それなりの漏洩が続いていると思わざるを得ないはずだ。それは単純な足し算と引き算だ。上から水をぶっかけて、下でその水を集めているて、その量が大きく食い違っているんだから、蒸発した分以外の足りない水は、底から漏れているんである。そして今回、地下貯水槽からもダダ漏れしていた、という話なわけだ。
3月15日にも書いたように、けど、原発前の海の放射線量が下がらないということは、そこに絶えず新しい放射性物質が注ぎ込まれているからである。なーんてことは子どもでもわかるはずなのに、東電のエリートにはわからない。そして彼らの回答は、「さまざまな調査の結果から、発電所の敷地から放射性物質が海に流出しているとは考えていない。ただ、専用港の海水で放射性セシウムの濃度が下がらない原因は分かっていないので調査を続けたい」だったわけだ。
そして今回も、東電や規制委は、土壌が遮水効果がある粘土質だとか、貯水槽の下は地盤改良して水を通しにくいとか、海まで800mある、とかいって「海洋流出の可能性は低い」としている。結果が明白で、原発の冷却水や貯水タンクが原因でないとするなら、まず本当の原因を解明してからそう言えよ。