今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。チェルノブイリの放射線障害で短期的にもっとも話題に上ったのが、子どもたちの甲状腺癌。摘出手術を受け、首に傷跡が残る子どもたちを指して、”チェルノブイリの子どもたち”なんて言葉も生まれたわけだけど、福島ではどうか。そのへんの一切合切を握る県と福島医大は、そんなものの影響はないつってたわけだ。
しかし避難区域、特定避難勧奨地点があった13市町村の子ども38114人から5.1mm以上のしこりがあり2次検査が必要とされた「B判定」の子どもは186人にのぼる。で、2月頃の報道の通り、そのうち3人が癌だと診断され、7人に疑い(約8割の確率で甲状腺がんの可能性)があるとされたのだった。で、福島医大の山下俊一は「子どもの甲状腺癌は100万人に1人」とか言ってたくせに、福島医大教授の鈴木真一はこの高い甲状腺異常の発生率にに関して、原発以前からあった癌が発見されただけだと言い切ったわけだが、そのあと事前の秘密会で”甲状腺がんが原発事故との因果関係があるとは思われないという質疑応答も決めていた”ことがバレちゃって、もー、おまえらなにやってんだ状態になっとるわけだ。
で、それらは既報道の話で、今回開示された内容はその186人の市町村別の内訳。プライバシー保護があるから公表しないと県や福島医大は言い張ってたわけだが、NPOが県に情報公開請求し開示された内容によれば、多い順に伊達市、南相馬市、田村市と続く。気になるのは総数とB判定の割合が各市町村でそれぞれ0.5%だということ。やー、そんなキレイに揃ったパーセンテージって、ふつーの脳ミソしてりゃ発表者の作為を感じちゃうわけだが、さて、どうなんかなー。「B判定の割合はそれぞれ0.5%にとどまった」なんて呑気な記事書いてていいのかなあ。