今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜48で推移していたようだ。ピークは昨夜23時〜0時。アメリカじゃとうとうプルサーマルを捨てることになりそうだ。何度も書いてるけど、もう原発は経済的にコストが合わなくなり、米政府がいくらMOX燃料を用意しても、どの発電会社も買ってくれそうもない。そもそもMOX燃料を作る工場が、工期は遅れるは建設費は嵩むはで稼働の目処すら立っていない。と、そのへんの事情はまるで、どっかのクソバカな国と同じである。違うのは、向こうはもーちょっと合理的なシステムと理性的な判断が働くので、計画の破棄が検討されることだ。そのクソバカな国は、前例しか見ない官僚や利権を手放さない層が、破滅の道をまっしぐらに突っ走るのだ。
それはともかく、米国がMOXに手を出した事情は、核兵器削減のために浮いちゃったプルトニウムを再利用することだったわけで、実はその点もこのクソバカな国と同じである。もちろんこの国は核アレルギーが非常に強いので、政府はそんなこたー1mmも言わず、あくまでもエネルギー問題だけでMOXの話をしているわけだけど、実はIAEAはじめ世界が気にしているのは日本の核燃料のその後であり、それを核兵器に転用しないという一種の証拠として、日本は核燃料サイクルを標榜し、プルサーマルやら高速増殖炉に手を出しているわけだ。元々のスタートからナニもかもが歪んでいるので、あっちこっちが綻びるのは当たり前なのだ。