今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。規制委がパブコメ募集中の新規制基準案と原子力災害対策指針の改定案について、新潟県が意見書を提出したそうな。「福島第1原発事故の検証がないうちに新基準が策定されても、安全性を確保することはできない」という、至極まっとうな意見なんだけど、まあ、この政府が耳を貸すはずがない。検証つったって放射線量があまりにも高くて、あと何十年かは、とにかく炉心に人が入れないのだ。どういうふうにメルトダウンしたかとか、炉心がどうなったかとか、そういう検証は、たぶんいつの日かアトムとかガンダムみたいなロボットやモビルスーツができて、そいつにチェックさせる方が早いような、そういう未来小説のようなタイムスケールの話なのだ。そして新潟県が言うように、そのメカニズムがちゃんと解明されない限り、真に安全性を確保なんかできるわけがない。つまり規制委の新しい規制基準案も、再稼働ありきの話なのである。