今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は41〜45で推移していたようだ。ピークは昨夜23時。今朝の毎日によると、参院選に向けた自民党の公約案に原発再稼働が明記されてるんだそうな。「地元の理解を得つつ、国が責任を持って再稼働を行う」と書いてあるんだそうな。つまり電力会社がもとめている、なんかあったら国が責任を持つ、というのを認めているわけだ。
この国が自由主義だとか資本主義を標榜するのなら、電力の生産と販売も、また自由競争の原則に則るか、そうでなくても経済的な原則に沿っているべきだろう。電力の販売に関する自由競争を封じ、総括原価方式なんてシステムで電気を作り国民に強制的に買わせるシステムにはもちろん問題があるけれど、だったらその原価に、ちゃんと電力会社の施設の廃棄や、事故対策費用も算入するべきだろう。そうすればきっと、電気代がそこらの国の10倍くらいになっちゃって、誰だってこの方法が間違っていることに気付くのだ。
そこをごまかすために、その一般企業である電力会社の施設に関して、その廃棄費用に目をつぶったり、なにか事が起こったら税金で面倒を見るなんて宣言しちゃえるのは、つまりこの国が、自由主義でも資本主義でもないということなのだ。ついでにいうと、たぶん民主主義でもないんだろうなあ。
衆院選前には”3年以内に可否を判断する”つってた原発の稼働だけれど、絶対反対とか言ってたTPPをサックリ呑んだ公約破りをしておきながら、自民は行動が早いとかうそぶいちゃえる党である。拙速な再稼働をやらかして、3年以内つってたけど1年で実現しました、とか言いそうだなあ。