今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。
とうとう、規制委が敦賀2号基直下の断層を活断層だと認定した。国の原発に帯する関与で、原発を実効的に停止させる方向の動きは、差し止め裁判なんかの判決も含めて、これがたぶん史上初だよなあ。
それにしても、日本原発の父、正力をルーツとするナベツネ読売も必死だ。敦賀原発直下、活断層でない…原電委託の専門家なんて記事では、フリージャーナリストの質問で、なんと現場に1日しかいなかったことを白状した”専門家チーム“の日本原電通り主張通りの発表を取り上げたり、廃炉の可能性が取り沙汰されて日本原電の格付けが2段階も引き下げられた話を書いたり、社説では「敦賀原発 「活断層」との結論は拙速だ」なんてぶち上げたり、日本原電とタッグを組んでなりふり構わぬ攻撃に出ている。
しかしそもそも、敦賀原電1〜2号基は、日本原電も認めている大型の活断層、浦底断層から200mしか離れていないんである。その浦底断層から枝分かれしたD-1破砕帯が2号基直下を通るわけだが、原発どかして全部掘りくり返したって結論が出ないかもしれないことを云々してる場合か。
活断層であるという疑いが濃いのなら、そして万が一原発稼働中にそいつが動いて原発がぶっ飛んだときの惨劇に思いを馳せるアタマがあるのなら、日本原電自ら原発なんか直ちに止めるんじゃないのか。もしワシが社長だったら、そして自分の任期中にそんな事故でも起ころうものなら……。とか考えたら、胃が口から飛ぶ出しそうな恐怖感を味わうと思うんだけど、どうも本関電副社長の原電社長、濱田康男はそんな不安、微塵も感じていないようなのだ。
仮に浦底断層がドカンと動いて原発がぶっ飛んだとき、そしてD-1破砕帯が活断層じゃなかったとき。ほら、活断層じゃありませんでした。メルトダウンしたのは浦底断層の、想定外の揺れでした。国の規制基準には合致してたのでワタクシに責任ありません、と、胸張って言えちゃうんだろうなあ。ちなみに敦賀原発の想定は800Gal。気象庁的には震度7の激震(400〜Gal)である。そんな地震保険さえ適用外の場所に原発作るかふつう。また、仮にD-1破砕帯が活断層でも、当社の一流専門家が否定したんだから最先端の知見でも予見不可能だったと言い張るんだろう。東電が、さんざん津波に対する脆弱性を指摘されながら対策を放置し、あとから平然と「知見を超える津波のせいだ」と言い逃れしたように。

Author: shun

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