今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。
なんとなく景気が回復してるような気分になって、自民党がどんどん強くなってきてて、で、こういう雰囲気だと参院選で余計な争点作りたくないから、ここにきてなんだかんだが寝たふり状態になっている。反原発な運動も、なんとなく手詰まりだ。もしかしたら再稼働反対を言ってる連中も、実際には自分たちの主張の実現性がないことを、実はわかってたりするのかも。
とか書いても、ワシが再稼働賛成だと言うことではない。現状の法律や税制のシステムで原発が停止し続けていることは、ひとっつもいいことがない、という話なんである。
再稼働を止めて、原発を塩漬けにしている状態は、電力会社に莫大な損失をもたらす。やーい、いい気味だ、なんて論調もあったりするので、もうそういう人たち相手には話す言葉すら見つからないわけだが、そんな電力会社の損失は日本という国にとっても実にばかばかしいマイナスだし、ちょっと考えればわかるように、最終的には我々自身がつけを払うことになる。
だから原発で儲けてる連中を中心に、再稼働を協力に主張する勢力がいるし、原発が止まったままでいることのマイナスが見えてる人々にとって、それはやむを得ない選択に映る。じゃあ、原発をなくしたい連中はなにを言えばいいのか。それは再稼働の阻止ではなく、廃炉だ。原発一基を廃炉するのにかかる費用は、おおざっぱに1000億円だそうな。1000億×54でたったの5兆4千億円。一方、原発止まったままだと必要だと言われる余計な化石燃料代が、これは原発止めたくない勢力がかなり多めに見積もった数字だとは思うけど、年間3兆円だとか。てこたー原発止めるマイナスの2年分がありゃ、原発を無くせる計算。実はそんなにかかってなくて年に1兆円だったとしても5年だ。実際に廃炉費用が倍かかったとしても10年で原発を全廃できる。
ってまあ、この計算はどっちに転んでも年間1兆10年10兆みたいな電力コスト増が避けられないし、その分電気代は高くなるわけだけど、フクイチがあんなことになって、もはや時代は元に戻らない。問題を先に送れば送るほど、同じコストが湯水のように消えていっていて、そして世の中はナニも変わらない。だったら、その痛みをどっちかに向けないとばかばかしいのではないのかなあ。

Author: shun

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