今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。
人間、当たり前のように思ってることは、意識せずにポロッと言っちゃったりするわけだが、九州電力前会長の松尾新吾が九州国際重粒子線がん治療センターへの寄付が滞ってることに関して、原発さえ再稼働できれば40億円くらいなんてことない、と言ったそうな。ちょっと前のニュースでは、県議会や県民に対する侮辱だとか方向違いの反発を見せる地元などの話になってるけど、そういう話なのか?
まあそもそも、この九州国際重粒子線がん治療センターなるもの、佐賀県と県医師会が設立した公益財団法人が運営する、日本で4カ所目の重粒子線がん治療施設なんだそうだが、調べてみると計画した資金も集まらないままに開業に突っ走っている。センターを誘致した鳥栖市ですら2年で4億5千万を補助するはずが議会の理解を得られず予算案から削除。計画資金150億円のうち、88億5千万円が民間の寄付金を見込んでいて、そのうち九州電力が40億円を負担する計画だったという。ぶっちゃけ言えば、こんなもんタカリである。
で、実際には原発止まって経営が悪化した九電が寄付をペンディング。で、松尾新吾がセンター開設記念式典で「原発を止められ、1日10数億円の赤字が出ているが、4日早く再稼働すれば(40億円は)何てことない」と発言したちゅって問題になっているわけだ。まあ、コイツの金銭感覚、公私混同ぶり、年間5千億の赤字にもこたえてない雰囲気、寄付を人質にとった再稼働恫喝、原発2基でそんなに儲かることなど、突っ込みどころ満載だ。
まあ確かにこの発言では、金持ちのオッサンと乞食である。県民が怒るのもわかるけど、しかし、県民も、自分たちがたかってるって自覚も持った方がいいような気がするなあ。