1956年12月号、つまりワシが生まれた月の鉄道ピクトリアルである。表紙は当時の国鉄新鋭の電気機関車、EH10。1,200tの重量級貨物列車を引いて10‰勾配が続く関ヶ原を超えるために、1954年に登場した国鉄史上最大級の電気機関車だ。そして1956年、東海道線はようやく全線が電化されたのだった。ま、てっちゃんには説明するまでもないけど、EH10のEはElectric Locomotive(電気機関車)、Hは動軸が8軸あることを意味していて、当時はあまりの巨大さにマンモスのニックネームで呼ばれたそうな。そんなわけで、前後数年のこんな雑誌が読みたい方は、茅ヶ崎某店まで。