今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。それにしても、福島じゃだんだんすごいことになってきたぞ。そもそも除染なんちゅったって、放射性物質の放射性は消すことができない。つまり水ぶっかけて洗ったってその水に移って移動するだけだから、女性の実際というのは大ざっぱに言えば作業員が放射性の汚れを雑巾で拭き取って、その放射性物質のゴミがくっついた雑巾をビニール袋に詰めて管理区域に置こうという話なんである。そしてその汚れは、誰かがそこらにペンキをぶちまけたようなもんじゃなくて、ぶっ飛んだ原発から広範囲に降り注ぎ、風に乗って拡散した、無色透明の汚れなのだ。つまり人の手で拭き取ろうなんてそもそもが無理な相談なんである。
で、兆円単位の無駄金を突っ込んで除染作業をさせても、その家の壁だけは線量が下がっても、地域としての線量が下がるわけがない。政府の除染目標値にまで下がらない地域は、当然、再除染を要求する。しかしおそらくは政府の関係者だって、そんなの無駄な作業だっちゅーことは百も承知してるんだろう。再除染には応じず、被曝は個人差だから各自が線量計を持って管理しろ、ときた。ずっと家の中にいる人間と、表をウロウロする人間は被曝量が違う。自分で管理して年間1mmに留めろっちゅーんである。住民にそういう提案をしたことを環境省は否定しているそうな。しかしちゃーんと録音されちゃってて朝日が記事にしたんである。しかしこんなことまでして住民を家に帰して、「住民の帰宅を実現」し、政府と東電はフクイチ事件を一件落着とするつもりなのか。
