今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。思えばフクイチ事件があって、放射線量が発表されるようになって以来、ほぼ毎日こんな話を書いてきたわけだけど、はじめて39なんて数字を見たような気がする。フクイチ事件以前の空間放射線量の年間平均は、神奈川ではなぜか茅ヶ崎ちょいと高くて30の半ばくらいだったので、これで安定してりゃ10数パーセントの増加なんだよなー。そういや敦賀市長が、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の受け入れについて、「現実的に考えれば、全く原子力と関わりのなかった地域が受け入れるのは(可能性として)少ない」と、含みを持たせた発言をし始めた。廃炉喰らって歳入が枯渇するくらいなら、その利権を市内で確保しようということだろうが、つまり日本原電の敦賀が活断層で廃炉になろうとも、それに代わる収入源や雇用が自治体に確保できれば、自治体だって原発なんかない方がいいんである。原発の運転で生む利益を廃炉で生ませるとか、原発の存在することで生む利益を、存在させないことで生むとか、そいういうシステムを作らないことには、この国は思考停止したままで利権に縛り付けられ、一蓮托生で未来の見えない道を進むことになるのだ。