今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。日本で唯一、原発が稼働している福井県。もんじゅやふげんまで数えると15基もの原発がずらりと並んでいるわけだ。なのでインフラ整備も電力会社のカネでどんどん進められてきた。今朝も敦賀市の市道西浦1号線のトンネルが開通したというニュースがあったりするけど、記事中にもあるように、道路建設にかかる数十億円規模の財源は全額、日本原電の寄付金である。雇用もインフラも自治体の税収も、なにもかもおんぶに抱っこで電力会社に頼ってきた地元は、「原電は保有する原発３基の再稼働が全く見通せず、経営が悪化しており、今後の寄付金は不透明な状況」とか、原発が動かないともうカネは出せませんよ、とか恫喝されたら、屈せざるを得ない。なので地元は諸手を挙げて原発大賛成になるんである。さらに、6年に渡って福井県の副知事を勤めた満田誉氏が退任したが、その”戻り先は総務省“。地元が国とのパイプ役として中央官庁の官僚を招聘し、もちろん官僚は国策の円滑な実施のために出向してくるわけだ。原発なんかないほうがいい、なんてことは、たぶん地元だって思っている。しかし、原発の立地がない場所に住んでナニを考えナニを言っても、立地自治体の事情はナニも変えられないのだ。
