今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は40〜44で推移していたようだ。昨日のニュースだけど、相変わらず湯気を吐き出しているフクイチ3号基。「低温多湿で出現」とか東電は言ってるけど、んぢゃ湿度の高い日に、40度の鉄板に水かけたら、ホントに湯気が出るのか? さらに東電は、”気体は一定程度出続けてい”て、それが低温多湿で見えると言うんだが、んぢゃその出続けている気体は、いったいなんなんだ。
それから、経産相が何度も観測気球を上げてる、原発廃炉に関する特別の会計処理の問題は、ようやく有識者会議が報告書を取りまとめたようだ。まるで廃炉を社会問題のようにしちゃっているけれど、これまでだってそんな事情で特別損失を計上せざるを得ずに潰れた会社なんてごまんとあるわけで、ホントはこの方法、要は電力会社だけを特別扱いする、会計処理のインチキである。しかしそういうインチキをしないと、原発を廃炉できないのだ。逆に言えば、もしこの国にとって、原発の廃炉が絶対に必要で、そして現行法で会計処理をする限り電力会社が廃炉という選択ができないのなら、どんどんインチキすればいいんである。
どうもこの国は、どうでもいいような日常の些末な問題には粛々と対処できるんだが、大きな問題に立ち向かうとき誰もビジョンを描けず、枝葉末節の法律を守って、みんな揃って肩をすぼめているうちに、世の中がえらいことになっちゃうような気がする。このままじゃダメだろう、なんてみんなで思っているにも関わらず、前例や、つまらない利権や、どうでもいいような運用の規則に縛られたまま、取り返しの付かないところへ突っ走っていく。先の大東亜戦争にしたって、それに至る事情を書いたあらゆる本を読めば読むほどに、戦争を止められる機会は山のようにあったのに、ゴミのようなことに縛られて立ちすくんでいて、気がついたらあそこまで行っちゃった、って感じがするんだよなあ。もしかしたらそれが、この国民性ってやつなのかもしれないが。

Author: shun

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